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グリチルリチン酸(グリチルレチン酸)

概要

グリチルリチン酸は甘草の根から抽出される自然成分で甘草エキスと表記される場合もあります。厳密にはグリチルレチン酸は別の成分ですが、育毛を含めた全般的な効果効能は同じため、まとめて解説します。 一般的には甘草の名の通り、甘味料としてキャンディーの味付けなどに使われています。また健康面においては、後述する副作用はありながらも、消化性潰瘍など特定の病気の治療にも使われることがあります。

育毛・発毛の効果と効能

グリチルリチン酸は、現在販売されている多くの育毛剤やシャンプーに含まれています。頭皮や毛髪に対して、どのような効果があるかと言うとフケ・かゆみ・炎症を抑える役割があるようです。育毛シャンプーに限らずメリットなどの一般のシャンプーにも含まれています。直接的な育毛効果は、ほぼないといっても良いでしょう。もちろん頭皮環境の面において、フケが溜まっていては、育毛上良いことではありませんが、そんなに重要なポイントではありません。毎日適切な方法でシャンプーをすれば、通常フケやかゆみは発生しにくいものです。体質上フケが出やすいようであれば、この成分を気にかけても良いでしょう。 育毛面においては、この成分の含有状況はあまり気にしなくて良いと思います。グリチルレチン酸が育毛する上で、必須な成分・効果抜群と記述されている広告や商品が稀に見受けられます。これらの商品は逆に効果を疑ってみる必要があると思います。

副作用・用量・用法などの注意点

副作用については、高血圧と浮腫みがあると言われています。日本では1日あたりの摂取量200ミリグラムに制限しているので、それ以上の服用は控えるようにしましょう。

この成分が含まれる商品

類似作用が期待できる成分


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髪の毛・薄毛に対する効果 頭皮の酸化を防ぐ 頭皮の血行促進 評価(有効度):★☆☆ (1/3) 沖縄の野菜「ゴーヤ」にはビタミンCが豊富に含まれており、美白などの美容面での効果が高いと言われています。ゴーヤにはそれ以外の栄養素もたくさん含まれており、その中には育毛面においても若干ながら有効なものもあります。 その1つ、βカロチンには体内の活性酸素を除去する作用があります。それにより 頭皮の酸化 を防ぎ、かゆみや湿疹などのトラブルの予防につながります。また頭皮の酸化を防ぐことは、髪の毛の嫌な臭いの発生を防ぐ効果もあります。そしてもう1つビタミンEにも同様の抗酸化作用がありますが、それと合わせて 血行促進 効果があります。もちろん頭皮の血行もその対象で、 毛母細胞 への栄養素補給の活性化を促します。 以上がゴーヤの育毛面での効果になりますが、その効果幅はかなり小さいもので意識的に摂取するほどではありません。頭の片隅に入れておく程度で良いと思います。 この食材・食品を使った代表的な料理 ゴーヤチャンプル サラダ ゴーヤの天ぷら 関連する成分 ビタミンE βカロチン

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