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頭皮の血行促進・血行不良と薄毛について

頭皮の血行不良と薄毛の関係

頭皮の血行状態と薄毛には密接な関係があります。 発毛や毛髪の成長は、毛母細胞の細胞分裂が繰り返されることで成り立っています。その細胞分裂は、頭皮の血管により供給される血液から(毛乳頭を経由して)栄養素を受け取ることが源となり、もし血行不良により頭皮の循環血液量が減少すると、その細胞分裂の停滞につながります。 毛髪の発毛~脱毛には成長期・退行期・休止期の3サイクルがありますが、細胞分裂が停滞することで、そのサイクルのバランスが崩れる可能性があります。成長期の期間が短くなり、逆に脱毛期間を含む休止期の期間が長くなります。毛髪全体のうち脱毛期間に滞在している髪の毛の割合が増えることで、いわゆる薄毛の状態となります。

血行を促進させる方法

頭皮の血行を促進させるには、マッサージやヘッドスパのように物理的に働きかける方法もありますが、より効果的な方法は、その効能を持つ成分を頭皮に塗布することです。 下記の成分のうち、いずれかもしくは複数が含まれている育毛剤や育毛シャンプーを使用するのが手っ取り早いです。どの成分が良いかは、各成分が併せ持つ効能や、成分が含まれている商品内容・価格などを踏まえて判断するのが良いと思います。血行促進単独での効果が大きい成分としては、カプサイシン、センブリエキス、プラセンタエキスの3つが挙げられます。 保湿カプサイシン(血行促進) ニンニクエキス(血行促進、抗酸化作用、毛穴の洗浄、フケ・かゆみ対策) センブリエキス(血行促進) アルガンオイル(血行促進、抗酸化作用) ニンジンエキス(血行促進、保湿、抗酸化作用) イチョウ葉エキス(血行促進、抗酸化作用) これらは頭皮に限定した血行促進ですが、その頭皮への血液循環量を増やす全身の血行促進もそれなりに効果的だと思います。定期的な運動や半身浴での体温向上、また脂質の少ない食生活などを、生活習慣に組み込むのも頭皮に良いことだと思います。

血行促進効果のある成分



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グリチルリチン酸(グリチルレチン酸)

概要 グリチルリチン酸は甘草の根から抽出される自然成分で甘草エキスと表記される場合もあります。厳密にはグリチルレチン酸は別の成分ですが、育毛を含めた全般的な効果効能は同じため、まとめて解説します。 一般的には甘草の名の通り、甘味料としてキャンディーの味付けなどに使われています。また健康面においては、後述する副作用はありながらも、消化性潰瘍など特定の病気の治療にも使われることがあります。 育毛・発毛の効果と効能 グリチルリチン酸は、現在販売されている多くの育毛剤やシャンプーに含まれています。頭皮や毛髪に対して、どのような効果があるかと言うとフケ・かゆみ・炎症を抑える役割があるようです。育毛シャンプーに限らずメリットなどの一般のシャンプーにも含まれています。直接的な育毛効果は、ほぼないといっても良いでしょう。もちろん頭皮環境の面において、フケが溜まっていては、育毛上良いことではありませんが、そんなに重要なポイントではありません。毎日適切な方法でシャンプーをすれば、通常フケやかゆみは発生しにくいものです。体質上フケが出やすいようであれば、この成分を気にかけても良いでしょう。 育毛面においては、この成分の含有状況はあまり気にしなくて良いと思います。グリチルレチン酸が育毛する上で、必須な成分・効果抜群と記述されている広告や商品が稀に見受けられます。これらの商品は逆に効果を疑ってみる必要があると思います。 副作用・用量・用法などの注意点 副作用については、高血圧と浮腫みがあると言われています。日本では1日あたりの摂取量200ミリグラムに制限しているので、それ以上の服用は控えるようにしましょう。 この成分が含まれる商品 ベルタ育毛剤 フィンジア育毛剤 エスモEX 薬用育毛ローション 薬用ナノアクションD 薬用育毛剤リグロウ 柑橘EX 育毛エッセンス 薬用発毛促進剤 新髪24 薬用育毛剤 毛歓 ハイブリッド育毛剤K’sK(ケースケ) 薬用育毛剤 蘭夢 クリアフォーメン スカルプ&ヘアスパークリング トニック サクセス バイタルチャージ 薬用加美乃素ヘアグロウス トゥリガー 育毛剤 黄金樹 スカルプD 薬用育毛トニック スカルプジェット 柳屋ヘアトニック クールタイプ ヘアーリスペクトX b3.スリーボム 育毛スカルプ&ヘアープロテク

ゴーヤ

髪の毛・薄毛に対する効果 頭皮の酸化を防ぐ 頭皮の血行促進 評価(有効度):★☆☆ (1/3) 沖縄の野菜「ゴーヤ」にはビタミンCが豊富に含まれており、美白などの美容面での効果が高いと言われています。ゴーヤにはそれ以外の栄養素もたくさん含まれており、その中には育毛面においても若干ながら有効なものもあります。 その1つ、βカロチンには体内の活性酸素を除去する作用があります。それにより 頭皮の酸化 を防ぎ、かゆみや湿疹などのトラブルの予防につながります。また頭皮の酸化を防ぐことは、髪の毛の嫌な臭いの発生を防ぐ効果もあります。そしてもう1つビタミンEにも同様の抗酸化作用がありますが、それと合わせて 血行促進 効果があります。もちろん頭皮の血行もその対象で、 毛母細胞 への栄養素補給の活性化を促します。 以上がゴーヤの育毛面での効果になりますが、その効果幅はかなり小さいもので意識的に摂取するほどではありません。頭の片隅に入れておく程度で良いと思います。 この食材・食品を使った代表的な料理 ゴーヤチャンプル サラダ ゴーヤの天ぷら 関連する成分 ビタミンE βカロチン

クコの実

概要 クコの実とは、中国原産の植物クコになる果実のことです。見た目は綺麗な朱色で少し細長いさくらんぼのような果実です。一般的には食用としてドライフルーツなどで食され、癖のある味のようです。また薬用としても、様々な働きがあり精力増強や血圧や血糖値を下げる効果、眼精疲労や足腰の痛みなどの回復、さらには老化防止の効果もあると言われています。 育毛・発毛の効果と効能 さて、それでは育毛面でどのような効果があるかというと、クコの実に含まれるゲルマニウムという成分がポイントになります。 ゲルマニウムは新陳代謝をアップさせる効能があります。もちろんこれには頭皮の新陳代謝も含まれます。頭皮が老朽化すると毛根の汚れや老廃物の溜まってしまいます。新陳代謝を高め頭皮サイクルを早めることで、そのような状態の発生を防ぐことにつながります。 多くの方は、頭皮の新陳代謝のことはあまり気にする必要がありませんが、例えば生活リズムが不規則で頭皮にフケやかゆみが多い方などは、原因が頭皮サイクルにある可能性もあるので、新陳代謝に注目してケアして見ても良いかもしれません。 ゲルマニウムは他にも ニンニク にも含まれています。頭皮環境を整えたいと考えている方は、普段の食生活にゲルマニウムを意識して、色々な食材で取り入れてみるのが良いでしょう。 但し、頭皮の新陳代謝を高めるだけでは、強い増毛効果を期待することは難しいと思います。 保湿 などと合わせて、育毛活動全体の1パーツ、ベース作りの認識で取り入れるのが良いと思います。 この成分が含まれる商品 ネオマシュマロ育毛ヘアローション 類似作用が期待できる成分 フケ・かゆみ・炎症を防ぐ