スキップしてメイン コンテンツに移動

L-リジン

概要

L-リジンとはL-リシン、リシンとも呼ばれています。動物性たんぱく質に豊富に含まれる必須アミノ酸の一種です。 必須アミノ酸の中でも不足しやすいものと言われています。リシンにはカルシウムの吸収率を高めて骨を丈夫にする作用がありますので、欠乏することで成長障害や骨粗しょう症を引き起こすことがあると言われています。主に植物からたんぱく質を摂取する地域などでは、このことが大きな問題となっているようです。育毛目的のサプリメントも多くありますが、このような問題の解消目的としても現在では多くのサプリメントが流通しています。

育毛・発毛の効果と効能

育毛面において、L-リジンには2つの効果があります。 1つ目は動物性たんぱく質の摂取です。髪の毛は主に、ケラチンとアミノ酸から構成されています。アミノ酸はたんぱく質を体内で分解することで生成されるため、たんぱく質の摂取は発毛の根幹的な役割を果たす意味でとても重要です。また、その際のたんぱく質は、植物性よりも動物性の方が分解されやすいと言われています。但し、動物性たんぱく質の摂取は同時に脂肪も摂取することになります。脂肪は5αレダクターゼという脱毛の原因となるホルモンを生成する働きがあるため、L-リジンのサプリメントなどを服用する際は、5αレダクターゼ阻害剤を併用して服用するとそのデメリットも解消し効果的だと言われています。 2つ目は、そのメカニズムは不明ながらも、発毛成分である「ミノキシジル」と「フィナステリド」の体内吸収率を高めると言われています。恐らくカルシウムの吸収率を高めるのと同様の効果が発揮されているものと想像されます。

副作用・用量・用法などの注意点

副作用などの安全性については、基本的には過剰摂取しない限り問題はないと言われていますが、まだそれを証明するような根拠のある研究成果はないようです。成人の1日当たり推奨摂取量は2.1グラムとWHOは提唱しているようなのでその範囲内での服用が望ましいです。また妊娠中・授乳中の服用は避けた方が良いでしょう。

この成分が含まれる商品

類似作用が期待できる成分


このブログの人気の投稿

ニンジンエキス(オタネニンジン根エキス)

概要 オタネニンジンと言うとあまりピンとこない方もいらっしゃると思いますが、比較的ポピュラーな言い方をすると高麗人参で、そのエキスを抽出したものです。 育毛・発毛の効果と効能 育毛に対する効果としては、ホルモンバランスを変えたり、 毛母細胞 に刺激を与えるといった直接的な効果ではなく、 抗酸化 作用を高める役割です。よって、シャンプーや育毛剤で補佐的に使用されるケースが多いようです。 ニンジンエキスは漢方としても比較的良く使われるエキスです。漢方においても単体でというよりも、他の漢方の薬効を高める働きがあると言われています。 副作用・用量・用法などの注意点 オタネニンジンには過剰摂取や長期摂取による副作用があります。症状としては、不眠症や頭痛、動悸、高血圧などがあげられます。 サプリメントなどに含まれる場合は、おおまかな目安として、摂取量1日5g以上の服用は避けた方が良いと思います。シャンプーや育毛剤のように直接頭皮に塗布するものは、その限りではないのであまり気にしなくても良いと思います。 この成分が含まれる商品 エスモEX 薬用育毛ローション カロヤン プログレ 薬用ナノアクションD 薬用育毛剤リグロウ 薬用育毛アロメール 薬用発毛促進剤 新髪24 ハイブリッド育毛剤K’sK(ケースケ) 薬用育毛剤 蘭夢 薬用育毛剤 髪殿 バイタリズム スカルプケアトニック リーブトニック 髪皇すぷらうと 育毛剤 黄金樹 スカルプD 薬用育毛トニック スカルプジェット ヘアーリスペクトX b3.スリーボム 育毛スカルプ&ヘアープロテクティッド バイタルトニック インセント薬用育毛トニック ヘアチャージャー リゾゲイン ヘアエッセンス チャップアップ(CHAP UP)育毛ローション オレンジシャンプー オーガニック 薬用 麗豊 モンゴ流シャンプーEX ※新着20件のみ表示 類似作用が期待できる成分 頭皮の血行を促進 頭皮の酸化を防ぐ 頭皮や毛髪に対する保湿

グリチルリチン酸(グリチルレチン酸)

概要 グリチルリチン酸は甘草の根から抽出される自然成分で甘草エキスと表記される場合もあります。厳密にはグリチルレチン酸は別の成分ですが、育毛を含めた全般的な効果効能は同じため、まとめて解説します。 一般的には甘草の名の通り、甘味料としてキャンディーの味付けなどに使われています。また健康面においては、後述する副作用はありながらも、消化性潰瘍など特定の病気の治療にも使われることがあります。 育毛・発毛の効果と効能 グリチルリチン酸は、現在販売されている多くの育毛剤やシャンプーに含まれています。頭皮や毛髪に対して、どのような効果があるかと言うとフケ・かゆみ・炎症を抑える役割があるようです。育毛シャンプーに限らずメリットなどの一般のシャンプーにも含まれています。直接的な育毛効果は、ほぼないといっても良いでしょう。もちろん頭皮環境の面において、フケが溜まっていては、育毛上良いことではありませんが、そんなに重要なポイントではありません。毎日適切な方法でシャンプーをすれば、通常フケやかゆみは発生しにくいものです。体質上フケが出やすいようであれば、この成分を気にかけても良いでしょう。 育毛面においては、この成分の含有状況はあまり気にしなくて良いと思います。グリチルレチン酸が育毛する上で、必須な成分・効果抜群と記述されている広告や商品が稀に見受けられます。これらの商品は逆に効果を疑ってみる必要があると思います。 副作用・用量・用法などの注意点 副作用については、高血圧と浮腫みがあると言われています。日本では1日あたりの摂取量200ミリグラムに制限しているので、それ以上の服用は控えるようにしましょう。 この成分が含まれる商品 ベルタ育毛剤 フィンジア育毛剤 エスモEX 薬用育毛ローション 薬用ナノアクションD 薬用育毛剤リグロウ 柑橘EX 育毛エッセンス 薬用発毛促進剤 新髪24 薬用育毛剤 毛歓 ハイブリッド育毛剤K’sK(ケースケ) 薬用育毛剤 蘭夢 クリアフォーメン スカルプ&ヘアスパークリング トニック サクセス バイタルチャージ 薬用加美乃素ヘアグロウス トゥリガー 育毛剤 黄金樹 スカルプD 薬用育毛トニック スカルプジェット 柳屋ヘアトニック クールタイプ ヘアーリスペクトX b3.スリーボム 育毛スカルプ&ヘアープロテク

ヒノキチオール

概要 ヒノキチオールは樹木抽出成分の1種で、化学的には7員環という天然にはほとんど存在しない分子構造を持つことで有名です。一般的な効能としては、殺菌・抗菌作用、消炎作用、皮膚浸透作用などが挙げられます。 最近では特に殺菌・抗菌作用は注目されており、防腐剤の役割としてヒノキチオールが含まれる化粧品なども増えています。 育毛・発毛の効果と効能 育毛面での効果も非常に注目度が高まってきています。強力な抗菌作用によりフケやカユミを防ぐこと、そしてもう1つの効果が重要なのですが、それは 毛母細胞 の細胞活動を活性化させる点です。 ジヒドロテストステロン(DHT) に変換され、それが毛母細胞の活動を抑え薄毛を進行させます。ノコギリヤシの場合は、そもそも男性ホルモンを減らすことで、最終的に毛母細胞の活性化につなげる成分ですが、一方でヒノキチオールはホルモンバランスには影響を与えずに、毛母細胞を直接的に活性化させる効果があるようです。 副作用・用量・用法などの注意点 今も尚、化学者たちが研究を続けているヒノキチオールですが、毒性・催奇性があるということがマウスでの実験などで確認されています。但しこれは、体重の約20%以上の量を服用した場合のようです。育毛のサプリメントなどに含まれている場合は、基本的にはケアするレベルではないのですが、念のため用量はしっかりと守るように心がけましょう。頭皮に塗布する育毛剤の場合は、特に気にしなくて良いと思います。 嘘か本当かは分かりませんが、ヒノキチオールの育毛効果が研究されるようになったのは、ヒノキの木こりに薄毛がほとんどいないことがきっかけとのことです。 この成分が含まれる商品 カロヤン プログレ 薬用ナノアクションD 薬用発毛促進剤 新髪24 ハイブリッド育毛剤K’sK(ケースケ) NFカロヤンガッシュ 薬用育毛剤HG-101 アロエ育毛液 ナノインパクトテラ2.0 U-MA(ウーマ)シャンプー Growth Project.スカルプケアシャンプー 類似作用が期待できる成分 毛母細胞を活性化させる フケ・かゆみ・炎症を防ぐ